Island Yossy ブログ バリ島のことや日々の覚え書き - 2008年03月01日
日記 線路の幅
久しぶりにJRの先頭車両に乗る
(JRの電車に乗るのが久しぶりということではなく
先頭車両から景色を見るのが久しぶりということ)
線路の幅 (2本のレールの間)に対して車両が大きい
スピードも結構出しているのだけれど よく転ばないものだなと思う
(脱線してもらっては困るのだけれど)
線路の幅というものは世界でみると多くの規格があり
日本では JR在来線の1067mm または 新幹線の1435mm というのが多く採用されている
(新幹線が採用している1435mmというのが世界でみると60%くらい 最も多いようだ)
日本では多数を占める 1067mm という線路幅は世界でみると少数派
線路幅が広いほうがスピードが出しやすいし 客室も大きく作れる(物もいっぱい運べる)
どうして日本は狭い幅を選択したのか...
日本が初めて鉄道を建設する時に 西郷隆盛がヨーロッパに出かけ
「線路の幅が大中小 3種類ありますが どれにしますか?」と言われ
日本人的発想で 「まあ真ん中でいいだろう」と決めたのだと...
子供の頃に本で読んだ記憶があったのだが
今調べてみると そんな記述は載っていない
諸説あるようだが...
決定したのは 大隈重信 のようだが
当時の鉄道建設に携わっていた外国人技師の提案や
南アフリカで使われていた中古鉄道を利用したことなどから
1067mm という狭い幅を採用したのだそうだ
もっと広い幅を採用していれば
長距離の(例えば寝台車とか) 鉄道は違った成長をみせたかもしれないし
貨物など物流も違っているかもしれない
在来線から新幹線の乗り入れもできたかもしれないし
まあ 結果論ですけどね
鉄道の歴史にも面白い話題はいろいろありますな