Island Yossy ブログ バリ島のことや日々の覚え書き - 2011年4月26日
原発は本当に必要か 2
「揚水発電」をカウントすれば原発なしでも夏の電力間に合う
>記録的猛暑だった昨年の電力消費量のピークは7月23日の5999万kW。東電の需給見通しによると、今年のピーク時電力はそれより低い「5500万kW程度」と予測されるものの、供給力が850万kWも不足する計算になる。政府や東電が「このままでは真夏の大停電が起こる」と喧伝するのは、この数字を根拠にしている。
>ところが、資料を詳細に分析すると、7月の供給力には盛り込まれていない“隠された電力”がある。「揚水発電」の出力が計算されていないのだ。
>「揚水発電」は、夜間の余剰電力を利用して下貯水池から上貯水池にポンプで水を汲み上げ、日中の電力消費の多い時間帯に水力発電をする仕組み。発電時間は上貯水池の水が空になるまでの数時間だが、首都圏の夏の最大電力は午後2時を中心とした5~6時間である。揚水発電の役割は、まさにピーク時の電力を補うための非常用電源といえる。今のような停電危機にこそ有効に活用すべき設備なのである。
2011.04.18 07:00 NEWS ポストセブン
よく2ちゃんねるを見ています ( 読んでます )
「 あんなサイトなんか見るなよ 」 と友人にも言われるのですが
まあ非難中傷とか汚い言葉とか 無視しちゃえばいいんですよ
どうして見ているのかと言えば
別の意見や思いもつかなかった考えに出会えるから
なるほどネーと思うことも多々あるのです
で、上の記事
揚水発電を使えば首都圏の夏の電力も大丈夫、というけれど
火力、水力、まあ原子力以外の発電は発電量のコントロールが容易
逆に言うと原発は一度ONするとずっと熱が出る (一度止めると再始動に時間がかかる)
なので24時間ずっと発電できるけれどコントロールするのは難しい
だから電気使用量が少ない深夜に (電気が余っちゃうから)
高い所と低い所 2つのダムを作っておいて 低い所の水を高い所に汲み上げて
電力需要が大きくなる昼間に揚水発電を行うというわけ
もちろん 火力発電を24時間フル稼働で深夜分を揚水発電へ
ということも可能ではあるけれど
100%フルというのも故障などトラブルがあるかもしれない
またダムの水は夏場に枯渇するかもしれない
原発はCO2がでないけれど火力は、という問題もある
なので揚水発電を計算に入れると困ることもあるということ
なるほどねー
追加の電源装置、冷却機能に懸念 9社の原発ともんじゅ
>東京電力福島第1原発事故を受け、外部電源と非常用発電機の全ての電源が断たれた場合に備え配備した電源車や発電機について、電力9社などでは、原発で原子炉を安定した停止状態にすることはできないことが25日、電力会社などへの取材で分かった。
2011/04/26 00:20 共同通信
原発は冷やすことが大事なので電源喪失がないように電源の二重化三重化を
と言っていたけれど この電源対策もグダグダ
福島第1は津波で予備電源であるディーゼル発電が使用できず
と言っていたけれど
その前の地震で冷却装置や配管などがやられていたという話もあるので
予備電源の多重化でも事故は防げないのでは?と思ってしまう
地震が起こらないように祈るしかないのか?
明るい?ニュースを2つほど
東大、量子ドット太陽電池の理論変換効率75%に
>東京大学の荒川泰彦教授とシャープの研究グループは、次世代太陽電池として期待されている「量子ドット太陽電池」の理論変換効率が75%に達することを明らかにした。63%が上限とされていたが、バンドギャップの間に電子の足場となる中間バンドを複数持つ構造にすると、変換効率が上がることを理論的に見出した。
2011年04月25日 日刊工業新聞
さよならウラン、こんにちはトリウム
>中国はトリウムをベースとする原子力発電の技術開発に乗り出したことを公式発表した。
>中国の科学者たちは有害廃棄物がウランより1000分の1以下になり、トリウム溶融塩炉は、本質的に悲惨な事故を起こしにくいシステムなのだ。
2011年4月7日 日経ビジネス
トリウムは安全だしウランよりもエネルギー量があるのだそうだ
元々アメリカで研究されていたけれどやめてしまった
どうして?
ウラン原発は副産物としてプルトニウムが生成されてしまう
それは原爆の材料になるから?
新しい太陽電池の方は
現在商品化されているシリコンベースのものが変換率30%くらい
コストの問題はあるけれど明るいニュースではありますね
太陽電池や自然エネルギーは原子力側に潰されることが多いので
注意して見ていかないといけませんね
トリウムベースは今の原発施設でも利用可能らしいので
自然エネルギーと同時進行でお願いしたいものです