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バリ島 旅行記 1994年12月

<加筆 2000/05>

この旅行記は、1994年12月のものです。ホテルはヌサ・ドゥアのグランド・ハイアット。私にとって2回目のバリでした。初めて行ったのは1991年(もう大昔の話ですね)旅行記は作っていませんが、ホテルはカルティカ・プラザでした。
もう一度読み直してみると、昔のバリが懐かしく感じられます。今ではバリも大きく変わり通用しない内容もありますが、間違った表記の修正以外は手を加えていません。
また、この頃はホテルにお金をかけるよりも買い物や食事に重点を置いていました。今では、リゾートを楽しむのは良いホテル選びから...という考えに変わっています。


飛行機が苦手な私にとって7時間を超える長旅は苦痛以外のなにものでもありません。
けれど、行く先がバリなら何とか我慢しましょう。前の日は夜更かしをして(そうすれば飛行機の中で眠たくなるから寝て暇をつぶす)小説を何冊も用意して...


<到着>

飛行機を降りた瞬間、心地良いバリの空気が包んでくれます。他の場所とは違うバリ独特の雰囲気がとても好きです。
KetyaKetya待合室にたむろする荷物持ちのお兄さんをパスしてホテルに向かいます。(お兄さんに荷物を運んでもらうと法外なチップを要求されます。しかも日本円を欲しがる...)


そう言えば、初めてバリに来た1991年には空港内を銃を所持した兵隊さんがあちこちに立っていました。(何があったのかは知らないけれど)空港内も閑散としていたのを覚えています。
道路は殆ど未舗装で、エアコンのついた車も殆どありませんでした。20年以上経っていると思われるボロボロの車もあり、制限速度のない(守らない?)道路を猛スピードで(100キロ以上はでない)煙を吐きながら走っていました。
ところが、今では日本製の新車がブンブン走っているし、レギャンにはマクドナルドはあるハードロック・カフェもある(うどん屋まである)屋台は少なくなり、嫌な匂いのない街になりました。
個人的には昔の素朴なバリが好きなのですが、これも時代の流れなのでしょうね。日本語が上手なバリの人も多く、観光の島になっているのは仕方がないのかもしれません。


<朝>

PoolSide and Ashi朝は早目に起きて、朝食をゆっくりと時間をかけてとります。(朝食にゆっくりと時間をかけると、心にゆとりができて豊かな気持ちになりますよね)
食後はプールサイドでボーッとすることにしましょう。
さあ今日は何をしようかなと考えながら、気がつくと一日が終わっている...というのもいいものです。
夕日を見ながら、さあ明日ものんびりしよう...と思う瞬間がとても好きです。


<ホテル>

バリのホテルで一番良いのはオベロイだと(特に現地の人から)聞いています。一度、覗きに立ち寄りましたが(泊まったことはありません。寄っただけです)ヨーロッパ系の(少し高齢の)宿泊客が多いようです。
OpenKaeruMouse  貧乏性な私は高いホテルよりも、ヌサ・ドゥアあたりのホテルがお気に入りです。
たぶん日本人が多いから安心感があるのでしょう。(休息を求めて行っているのに緊張なんかしたくない)
ヌサ・ドゥアの入口(石の門柱?のある所の近く)ではカエルのごみ箱が私を暖かく迎えてくれるし、熱い太陽はホテルに関係なく降り注いでいます。
ところで、カエルのごみ箱はぜひ一度見に行って下さい。足の真ん中にあるペダルを踏むと、口(と言うよりも頭)が開いてとてもカワイイです。
ホテルはどこでもかまわないとは言っても、ハネムーンで愛を語りたいあなたには西側(ジンバラン側)のホテルをお勧めします。夕日が最高に綺麗です。
東側のホテルしかとれなかったあなたには、オベロイ・ホテルのすぐ北側にある「ラ・ルッチオーラ」がお勧めです。砂浜に面したオープン・レストランで食事も最高、夕日も最高です。


<お楽しみ>

熱い太陽の下でゴロゴロするのが大好きな私ですが、バリに行けば必ず立ち寄るところが3つあります。
60YerasOjiisan<その1 ケチャック・ダンス>
悲しい恋の物語は(とても恋の物語とはイメージできませんが)、バリ独特の雰囲気の中へ私を連れ去ってくれます。ビールなどを飲みながら身を委ねていると、気分はもう-夢で会いましょう-です。
ツアー・メニューに入っていなければオプショナルで必ず行って下さい。(バロン・ダンスは行かなくてもケチャックだけは行って下さい)
ケチャックにビールは必要アイテムです。観客席後ろに売店がありますが観光地プレミアム付き(早い話がボッタクリ)ですので、事前に買っておくと良いでしょう。
写真のお父さんは白髪頭が特に目立った異色の存在だったのですが、後で聞いてみると60歳を過ぎてるとのことでした。カラダだけみると30歳くらいに見えましたから、びっくりしました。記念写真をお願いしたのですが、照れくさそうにして逃げられてしまったのでお見せすることができません。残念です。
<その2 チューブス>
ツアーで行くケチャックダンスには、多分ロブスターの夕食がセットになっていると思います。パスしてレギャンの街へ行きましょう。
BigEbiシーフード・レストラン(総称ではなく店の名前です)にでも寄って、その日のお腹の調子でロブスターの大きさを決めて夕食です。
食後は、狭い路地の先にあるチューブスに行きます。(どういう店と言えばいいんだろう?パブかな?)
サーフィンをする人にとっては割と有名な店らしいのですが、私にはわかりません。とにかく、オージー達と一緒に飲むビールは最高です。
入口の壁が波を模してサーフ・ボードが埋め込まれています。記念写真に格好の設定になっていますから、ぜひ探して寄ってみて下さい。

<その3 ロスト・ボーイズ>
ブティックです。いつもTシャツを買いに寄ります。
LostBoys特異なキャラクターと斬新?なデザインがお気に入りです。生地も丈夫で長持ちします。
確か日本にもお店があると聞いたのですが、ご存知の方は教えて下さい。 
バリの買い物は値切り交渉が楽しみの一つだったのですが、この店も含めてダメな所が増えてきました。そういえば街先で偽ブランドの時計を売っていた子供たちはどこに行ったのでしょう?(カルガモの子供のようにどこまでもついてきて離れませんでした)


他にもお勧めなのがキンタマーニ高原。(名前が少し恥ずかしい)
タクシーをチャーターして行かれると良いでしょう。2時間ほどの長い道中だし、ツアーで行くと観光客専用のお土産屋に何軒も連れて行かれるので疲れるだけです。ホテルでチャーターするタクシーだと値引き交渉は無理なようですが、ホテルから離れて流しのタクシーを見つけて交渉すれば格安の料金で半日チャーターできます。
パンフレットの一文のようになりますが、雄大な景観は一味違ったバリを楽しむことができます。
キンタマーニの途中では、ウブドゥの美術館にもぜひ立ち寄って下さい。


最後になりましたが、これは外すことができません。ビンタン・ビールです。
熱い太陽、海、椰子の木、そしてビール。私の心の中ではワンセットで切り離せないものになっています。


<最後に...>

この2年近くバリに行ってないので夢に何度もでてくるようになりました。このホームページを作れば少しは気が紛れるかな...とも思いましたが、想いは強くなる一方です。
思い出しながら作成しましたので、古い情報や今では通用しない記述がありましたらお許し下さい。
新しい情報やお勧めのバリがありましたら、どうぞお知らせ下さい。

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