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バリ島 旅行記 1997年11月

 <加筆 2000/05>

えーと、スミニャックのインペリアル・ホテルのことを悪く書いているみたいですが、良いホテルです。パックの旅行でも料金的に(ホテルのクラスから見て)安い設定になっていると思いますので、ホテル選びの際にこのホテルが候補に入っているのならお勧めします。たぶん、ホテルに着いたときの印象(インパクト)が薄かったために、こんな文章になったのだと思います。良いホテルですよ。
デンパサールのアート・センターで行われていたケチャは、現在クシマン村という所に場所が移っているそうです。アート・センター付近の道路は細く入り組んでいたので、公演前後の渋滞はすごいものがありました。周辺住民の苦情から場所が移されたと聞きましたが、本当かどうかはわかりません。


何かと忙しくて...11月にバリに行ったのにホームページを作るのは4月になってしまいました。
まるで遠い昔のことのように記憶は混沌としていますが、これからバリにでかけられる皆さんにとって少しでも有意義な情報になればと思いページを作ります。

また皆さんご存知の通り、私が行った11月は1万ルピアが500円くらいだったのに現在では150円くらいにレートが下がっています。政情不安な中、都市部では物騒な事件が起こっているとの情報もありますので充分注意してお出かけ下さい。


<ミーハー>

約3年ぶりのバリ島。道行く車は新車が多くなり、建物や道路も綺麗になっている。でも、バリの匂いというか雰囲気は少しも変わらず私を包んでくれました。これよ..これって感じかな...
今回のバリでは目的がありました。そんな大袈裟なものではないけれど、テレビや雑誌でやってたバリのおすすめみたいな所に行ってみようと決めていました。
言葉は古いけれどミーハーってやつですよね。
<その1 ホテル>
5年くらい前の(大昔の話で申し訳ない)テレビで帝国ホテルがバリにホテルを建てるまで...みたいな特番を思い出して、今回はインペリアルに宿を取りました。
内容まで詳しくは覚えていないけれど、建物が建った後でパンを焼く釜(オーブン)が入らなくて壁を壊して入れている...映像だけ今でも鮮明に覚えていて、”よし、あの釜で焼いたパンを食べに行こう”と決めました。
思い入れも手伝ってパンはおいしかったけれど、あまり印象に残らないホテルでした。サービスが悪いとか、そんな意味では決してなくて、例えば今まで行った他のホテルなら目を閉じるとフロントから部屋までの風景がはっきりと思い出されるのにといった意味で強い印象がないということです。
このホテルでは、すごい事件に遭遇(後で書きます)したのでホテル自体のイメージが薄れたのかもしれません。(今まで4回行ったバリのホテルの中で一番)日本語が通じないスタッフが多かったことと、日本人の宿泊客が少なかったのでプールサイドでものんびりと過ごせたことが印象に残っています。
クリフの風景<その2 クリフ>
バリ最南部ウンガサンにあるクリフ・リゾートは崖の上に立っているホテルで、プールと海が一体になって見える...と言うことなので、行ってきました。
いやいや、すごい景色でした。写真とかテレビでは味わえない感動がありました。
レギャンなど一般的な観光スポットからは距離があるので、そちらがメインな方が宿泊するには不向きだと思います。
タダでプールも使わせていただきました。次回は、ホテルプールを巡るツアーでもやってみようかなと考えています。

ジェンガラ<その3 ジェンガラ工房>
セラミックのお皿なんかの製造・販売をしているお店です。
傷がついた物やハンパ物が”てんこ盛”になって格安で売られていると聞いたので行ってみましたが、お値段は???でした。(とっても高い!)現地の人に聞くと、セラミックはバリでは高価なもので製品として売られているものと比べて格安とのことでした。
日本で普通に買う食器並みのお値段でしたが、デザインとか色使いが少し変わっているのでお土産にすると良いかな? お気に入りの一品が見つかるかもしれません。(でも、重たいですよね)
サヌールの奥まった所にありますので、場所を確認してから行って下さい。
バリのあるホテルでもこの店の製品が売られていましたが、そんな所で買うくらいならここを探して行ってみて下さい。タクシー代くらい充分に浮きますよ。(追記:グランド・ハイアットに直営ショップがあります。でも、思いっきり高いです)


<ケチャ・ダンス>

ケチャ・ダンス私のお楽しみの一つケチャ・ダンス。バリが初めての方は絶対に行って下さい。
最もポピュラーなのはデンパサールのアート・センターですが、4グループが交代で上演している事を聞いて今回は4回ケチャを見に行きました。
バリの夜はケチャから...を合い言葉に食事の前にはアート・センターが日課となりました。うーん、新たな発見。グループによりいろいろな味をだしています。
ウブドの公演も一度は見てみたいなと思っていましたが、近場でグループごとの違いを発見するというのも結構おすすめです。


<ホテルでの事件!>

それは、プールサイドで起こりました。
その日は、メインプールではなくジャングルをイメージさせる植物に囲まれたガーデンプールでゴロゴロしていたのです。
確か4時頃だったと思いますが、そのプールは夕方近くになると日差しが建物の影になり少し肌寒くなるせいか人影もまばらになり静かになります。
その時、私はプールサイドのチェアーに腰掛け小説を読んでいました。連れもどこかに行っていてプールサイドに私一人だったことに気づいたのは、事件が起こってしばらくしてからです。
トカゲふと前を見ると、そこにトカゲの大きいのが歩いているではありませんか...体長1メートル以上の大きなトカゲ?がのっしのっしと歩いています。少し首をこちらに向けて一瞬目が合ったような気もしますが定かではありません。
いやー、人間突拍子もないことに遭遇すると映画みたいにギャーギャー騒ぐことはないのです。私は、ゆっくりと歩くトカゲが視界から消えるまで静かに見つめていました。
この写真は、ちょうどトカゲが視界から消えた時に帰ってきた連れが撮ったものです。慌てて追いかけて撮った1枚だけの写真です。(小さく見えるかもしれませんが、かなり距離があったので拡大しています)
こちらが追いかけているのに気づいたトカゲが走る速さは、通常サイズのトカゲと変わらなかったそうです。
その日から、カメラを常にスタンバイしてもう一度遭遇するチャンスを狙っていましたが二度と姿を見ることはありませんでした。
インドネシア・コモド島のコモド・ドラゴンを一度見てみたいなぁと思っていましたが、それに近いであろう体験ができました。ヤモリの類はインドネシアでは神様の使い?であると聞いていましたし、通常サイズならホテルの壁とかによく見ることがありますがビッグサイズは初めてでした。
今回のバリも、私に一生忘れられない思い出を作ってくれました。ありがとう。


<食べ歩き>

ガイドブックを片手に食べ歩き...というのをやったことがなかったので今回バリで初トライ。
チューブスの看板うーん。何というか、大きく載っているお店でおすすめがないというのが率直な感想でしょうか。でも、人それぞれ好みは違うから何とも言えません。
レギャンなら、アロマ・カフェの朝昼食、ミニ・シーフードのロブスターなどはよく行きましたが、ご紹介するには定番すぎておもしろくないでしょうか?
ある日のタクシーの運転手が、今日の昼食は子豚の丸焼きを食べたとニコニコして言うのです。いくら?と聞くと1000Rp(当時で50円くらい)、でも彼らの食事にすると大奮発らしいのです。行く所へ行けば安くておいしいものも当然あるでしょうが、食中毒とまでは言わないけれどお腹をこわしたなんてことはよく聞く話ですので観光客料金とは知りつつもガイドブックなどで紹介されたお店に行くのが無難でしょう。

チューブスやはり私のおすすめは、レギャンのチューブス。食事の後は、チューブスへ一杯やりに行こうって感じかな。わかりにくい場所にあるのですが、最近はガイドブックにも載っているので大丈夫でしょう。
サーファーの集まる店として有名で、今回行った時には壁一面にサーファー達の写真が飾られていました。
チューブスでもやっていますが、このあたりのお店では映画を上映している所が多くそれも楽しみの一つです。今回は、アル・パシーノが悪魔になるやつ(題名忘れましたがキアヌ・リーブスも出てた)やセガールの沈黙の何とかシリーズの新しいやつも見ました。日本で公開するよりも半年くらい早く見ることができるかもしれません。


<ウブド>

アユン川バリに行ったら、海だけではなくて山の景色も見に行って下さい。
私のおすすめはネカ美術館。絵を見ることもできるし、ここから望む景色も感動的です。
いろいろな観光スポットもあるのでタクシーを半日借り切って行きましょう。昼食はアユン川を望むホテルでどうぞ、バリの香り漂う田園風景が最高です。
ここでも新たな発見...というか新たな事実。ネカ美術館でのこと、新しい絵も増えていたので私はゆっくりと館内を回り、私の旦那はさっさと先へ行っていました。
私が入口(出口)に戻ってみると、旦那が美術館のスタッフ5人くらいに囲まれているではありませんか。ありゃ、また何かやったのか?と思っていると皆さんは楽しそうに笑っている。でも、うちの旦那は何かしら一所懸命に説明している。
向こうから話しかけてきたのだそうです。おまえはボクサーか?...いや違うよ...なら軍人か?...いや違う...
話を聞いて大笑い。うちの旦那は、髪を短く切っていて(スポーツ刈りっていうのかな?今回はバリに行くためいつもよりも短く切っていました)彼らが言うには、インドネシアで坊主なのはボクサーか軍人ぐらいだというのです。うちの旦那は、日本ではそういうのに関係なくファッションで髪を短くする人もいるのだと説明したのですが、とりあってくれなかったそうです。
言われてみると暑い国なのに彼らの殆どが髪を伸ばしている。なるほど、国によって考え方もいろんな方面で違うんだなと感心させられました。
おー、これは大発見。新婚旅行なんかで初めてバリヘ海外旅行をする方。ご主人は坊主にしましょう。きっと、彼らからは強そうなイメージで見られるているのでしょう。
そう言えば、うちの旦那はタクシーとか値段交渉が上手だなと思っていましたが、こういう理由もあったのですね。うん、なるほど。


<その他にも...>

タクシーでも大発見。メーター式のタクシーが登場していました。
今まで値段交渉をしてから利用していて大体の相場は分かっているつもりだったのですが、(メーター式の料金だと)妥当だと思っていた金額の7割くらいで行けるのです。値段交渉の甘さに反省。
経験では、信号機のように青、黄色、赤の順番でタクシーの格付けができるように思います。(メーター式は青色、でも数は少なかった)街でタクシーを拾うなら青か黄色にしましょう。
バリが初めての方は、まずホテルにタクシーを手配してくれるカウンターがあると思いますので、そちらでいろいろと話を聞きましょう。どこまで行ったらいくらだとか、6時間貸し切りでいくらとか...大体の値段が把握できたらホテルの駐車場にタクシーがたむろしている所があるのでそこへ行って値段を交渉しましょう。言葉が不安なら日本語が話せる運転手かどうかもそこで分かります。ホテルで聞いた料金の半額くらいが目安になります。
街でタクシーを拾う時は、まず乗る前に値段を決めてから。(窓越しに話して交渉する)自分がこれくらいと思う金額に相手が納得しない場合は、他のタクシーを探すフリをすると慌てて相手が折れていました。大体の金額を把握して毅然とした態度を見せることが大切だと思います。


ツアーで行くなら日本ではオプションを申し込まずに行きましょう。
レイト・チェックアウトやオプショナル・ツアーも、日本で頼むより現地で手配したほうが断然安くすみます。
今回のホテルにはスタンダードな部屋で行ったのですが、部屋にルーム・アップグレードのチラシ(それも日本語の)があってヴィラに変更。日本人のスタッフが出てきて、最近この企画を始めて私たちが第1号とのことでスーペリアの料金でシーサイドのデラックスタイプにチェンジしてくれました。レイト・チェックアウトもついて二人でプラス1万円。とっても得した気分になりました。


<最後に...>

あれから5ヶ月も経つのか...なんて考えながら、このページを作りました。
帰ってきてレートがどんどん下がって少し悔しくも思いましたが、まあ仕方のないことでしょう。
商魂たくましい彼らは、そんな事にもくじけず今もがんばっていることだと思います。
日本経済も思わしくない昨今、次に行った時には、円はダメよドルで払って...と言われるかもしれません。
またバリへ行く日のことを楽しみにして...

新しい情報やお勧めのバリがありましたら、どうぞお知らせ下さい。

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