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バリ島 旅行記 2001年12月

今回のバリは(旦那の方)一人旅です。16泊18日...まあ事情は色々とあるのですが一人でゆっくり考え事を(自分を見つめ直す旅?)というわけです。
うちの奥さんが一緒じゃなかったのでバリの友人達とはほとんど誰とも会わずに(お土産を持っていったので2人と一応会って渡しただけ)基本的にはホテルでゴロゴロの旅です。文庫本は15冊くらい持って行きました。(全部読んじゃって2回読んだのもあります) 煙草は3カートン(出国時に1カートンしか買えないしライトは向こうじゃ売ってないので)ウイスキーはDFSでボトル2本買っていきました。
このページを書いてるのは2002年の7月...もう旅行記は書くのよそうかな?とも思ってましたが、まあ老後の楽しみ?物忘れもよくあるので日記代わりに残しておこうと思います。


12月3日から3泊 ザ・ドゥースン The Dusun

テロ後ということもあり飛行機は70%くらい(5席全部で大の字は無理だったけど2座席で横になって)ゆったりと着きました。
(ホテルのページでも書きましたが)ホテルで通されたのが3ベッドルーム。(旅行会社のプッシュかホテル側の好意かはわかりませんが)スペシャル・サービスということでした。この広い空間を一人で...贅沢な経験でした。
簡単に荷物を整理して夕食へ...ホテルの無料サービスでクタまで送ってもらい(行きだけ帰りは自分でタクシーね)ポピーズに行きました。ここでも客は少なかった。やはり皆さん自粛してるんだねー。
帰りにビンタン・スーパーへ寄りビール1ケースとフルーツ、牛乳にジュース...買いだしですね。結局ビールは3ケース飲んだかな?

ホテルの移動にはいつもビンタンビールの赤いケースと一緒だった。どこのホテルでもケース見てホテルのスタッフは笑ってたな(日本みたいに)うちのホテルは持ち込みはお断りしています...なんて言われる事はなかった。ただ笑われるだけね。
朝からビール飲んで小説読んでボーっとして眠くなったら寝て...ひたすら繰り返し。毎日がのどかに過ぎていきました。
2日目にニョマンと会いました。(手紙を書いていたのでホテルまで来てくれました)前回撮っていた彼の家族の写真とお土産を渡して「今度二人で来た時はお家にお邪魔するね」と言ったのですが 「まあせっかくだからどこか案内するよ」と言うので前に連れて行ってもらったバビ・グリンのお店に...

観光客は誰も来ない店...なんだけど、ここの料理はとても美味しい。(特にスープがお気に入り)前に連れてきてもらった時は(味わう)余裕があまりなかったけれど、豚料理?はこの店が一番かな?ウミガメのサテと並んでナンバー1です。
また場所を聞くのを忘れちゃった。でもネットで紹介してイイものかな?(まあ注意書きしておけばOKかな?)次にニョマンに連れて行ってもらった時は忘れずに場所を聞いておいてページで紹介します。
3日目の水曜日、カルティカ・プラザ・ホテルにジェゴグのディナーショーへ。

観光客みたい?なこともやらないとね。前々からジェゴグに興味があったんだけど(ホントはヌガラって遠い所まで行かないとジェゴグは聴けない)カルティカ・プラザが唯一リゾートエリアでショーをやっていて(ホテルがやっとオープンしたので)今回ようやく見ることができました。
あいにくの空模様で(いつもは外の会場でショーをやってるらしい)屋根のあるところでの演奏でした。そのせいか音が響く響く...普通のガムランとは音もリズムも違うので興味のある人は是非どーぞ。トランス状態になるって言うのもわかる気がします。(この夜は夢の中にまでジェゴグが響いてました)


あっという間の3日間...ドゥースンの支配人ロバートさんに(スペシャル・サービスの)お礼も言ってサヨナラです。(彼は共同経営者兼支配人)このホテルは静かでオシャレだからテロ騒動が収まればゲストでいっぱいになりますよ(と片言の英語で話すと)このホテルの良いところを話し始めた (早口だったので半分以上わからなかった)5分くらい続いたかな?このホテルの南側にも同じようなヴィラのホテルが新築中だったし、まあ色々と大変なのかもしれないですね。


12月6日から3泊 ワカ・ガンガ Waka Gangga

ライステラスと青い海が同居するホテル...じゃあウブドにビーチがあるようなものじゃん ...ということでイエ・ガンガ(地図上でタナロットから北へ5km)にあるこのホテルに泊まることにしました。
スミニャックから車で1時間半、揺られ揺られて...やはりリゾートエリアを外れると道が相当ヒドい!デンパサール市内でもガタガタの道は多いけど、そんなもんじゃない! 途中で景色の良いところもあったけれど「ちょっと写真撮るから車止めて」という元気はなかった。(お尻が痛くって)早く着かないかなーってそればかり考えてました。
一応は舗装路なんだけどね。ガタガタ、日本だと住民から苦情が出るね。(日本が豊だってことじゃなく日本人がキレイな道路に慣れきっているのだと思います)道幅も細いし、谷底に下ってまた上がるジェットコースターみたいな所もあった。
文句ばかり言ったけど...着いて景色見たら感動しますよ。(お尻痛いのも忘れた)


海のあるウブドです。
こんなことだったら途中の景色とか写真に撮っとけば良かった...と(着いてから)本気で後悔しましたからね。サスのヘタったポンコツ(失礼)のワゴンだったからね。もしこの辺りに出かける時は車もよーくチェックしておきましょう。ハハハ...
このイエ・ガンガは瞑想の地でもあるそうですが、うーんなるほどね。
「自分を見失いそうになった時」(私はオリンピックのように4年に1回くらい症状がでます)このバンガロー前にあるベンチに座ってボーっとしてると元気が出てきますよ。悩んでる自分が馬鹿らしくなってくるって感じかな?
リゾートの語源は(確かラテン語?)再び訪れる場所とか自分を取り戻す...といった意味があったなーとベンチに座って考えてたのを思い出します。
ビーチ・リゾートって言うとマリン・スポーツの方にイメージがいっちゃうかもしれませんが本当の意味での海辺のリゾートがここにはあると思います。ここには再び訪れたいですね。
(ホテルのページに書いてますが)自然のままなホテルなので虫は(蚊はもちろんカエルやヘビ、ネズミなど)びっくりするくらいいます。何もない所なので食事はホテル内だけです。それと悪路に耐えられるだけのお尻を持っている人...これらに我慢?できる人、納得できる方には絶対お奨めのホテルです。

今回の旅行ではココで過ごした3泊が一番あっという間に過ぎていったような気がします。
何もすることがない(ボーっとするしかない)というのも贅沢なことなんだなと思います。
泊まってた部屋の庭の木に猫の親子が住んでいて(お母さんと子猫3匹、たぶん高い所で子猫を守ろうとしてたのだと思う)気がつくと1時間くらいずーっと子猫を観察していたことも(毎日のように)ありました。人生は短いけどボーっとする時間も必要ですよね。
蚊との格闘や「猫とネズミ事件」など思い出の多いホテルです。ここで泊まった方は(たぶん?)同じような経験をすると思うので自分のカラダで確かめてください。ハハハ...


12月9日から5泊 ザ・セライ The Serai

ワカ・ガンガから次のチャンディダサのセライへ3時間半...
(今思い出しても)ワカ・ガンガまでの道のりはイライラしてたけどチャンディダサまでは苦にならなかった。たぶんボーっとしていた(頭のネジが3本くらい抜けてた?)からだと思う。
「えっ、もう着いたの?」って感じでした。
これまでは天気の悪い日が続いてたけどこの日から先はバッチリでした。
今回は本当に真っ黒に日焼けしたけど(たぶん)このホテルのプールサイドでゴロゴロしてたからだと思う。(居心地の良いプールサイドだったから)ゲストは少なかったしビーチ・チェアーも暗黙の了解?のような感じでいつも座る場所が決まってた。
鏡に映る自分を見てビックリすることもあったしね。バリニーズと黒さ比べ?やって結構勝ってたから...帰国後しばらく人前に出るのが恥ずかしくなってたくらいです。ハハハ...

チャンディダサを選んだのはクタやレギャンにはなくなった素朴さがまだ残っていると聞いたから。うーん、のどかだねー。何にもないよーハハハ...
500mほど道の両側に店やホテルが並んでいるんだけど木が生い茂っていて写真を載せても何がなんだか分かんないよね。
物を売ってる店は少ないけどレストランは(ホテルのレストランが多いんだけどね)割と?多いし味の方はハズレなしでした。ゴロゴロしてて食べるのだけが楽しみ...だったから色んな所に行ってみたけど、どの店も個性があって(安いし)美味しかったです。
ホテルから街の中心?まで車で5分くらい無料で送迎してくれます。帰りはホテルに電話して迎えに来てもらってもイイし、ガイドブックに載ってるようなレストランだったら(食事すれば)ホテルまで無料で送ってもらえます。

買い物には向いてないけど食事は安いし美味しいしゴロゴロ旅ならチャンディダサはイイ所ですよ。(ホントにお金使わなかった)
右の写真はTシャツ屋さんの前でスコールから雨宿りしてる時に行商のおばあさんが(イワシみたいな小魚売ってた)来てたところ。黄色いTシャツのおじさんが少し日本語話せたけど他の人は英語だけ、不便?と言えばそれくらいかな?
少し長めのスコールだったけどおじさんとオシャベリして過ごしてました。デンパサールで働いてたけど人が多いのが嫌で帰ってきたのだそーです。なるほどねー

ホテルのアクティビティでシュノーケリングにも行ってきました。(アムック湾の岬にほど近い所までボートで行きます)
バリの海は汚いってイメージを持ってたのですが行くところに行けば青い海はあるんですね。ハハハ...船の上からでもサンゴや魚が見えました。 レンボガンがもっとキレイだとスタッフの方が言ってましたので(今までは眼中になかった?)機会があれば行ってみたいと思います。
13日(セライでの最終日前日)店の名前覚えてないんだけど(たぶんトッケーカフェ?)昼食を食べてたら壁に「スペシャル・ディナー」の文字が...ベベ・ゴレン(アヒルの丸焼き)おー食べてみたいなと思い「これ今日の夜できる?」って尋ねました。「明日の夜なら大丈夫」よく見るとデイ・ビフォアって書いてある。 「そっかー明日の昼帰るんだよ。残念」って言うとスタッフが「ちょっと待って」と言ってバイクでどこかに...20分くらい待たされて帰ってくると手には生きたアヒルがバタバタと暴れてる。「今夜OK」って笑いながら帰ってきたよ...
うっひゃー!生きてるの見たら食べれないジャン...(でも、もう買ってきてるしなー)夜もう一度店に行くと大きな皿にデーンと丸焼きが、ちょっと泥臭い鶏って感じかな?少し喉を通りにくかったけれど(まあこれも思い出の一つ)美味しいディナーでした。


12月14日から2泊 ワカ・マヤ Waka Maya

次はサヌールへ(一度泊まってみたかったんだよね)
このホテルについては「バリ島のホテル」で悪口(事実だけどね)書いたのでここでは何も言わない。ホテルやスタッフは素晴らしいけどオーナーだけはダメ。
サヌールの中心からは外れて(ワゴン車ギリギリの)細い路地をクネクネと入り込んで行かないとダメだけど、ジャングルの中に点在する隠れ家のようなバンガローが魅力的な大人のホテルです。 (まあこれくらいは街から離れないと静けさは手に入れられませんね)
夜のサヌールは初めてだったけど(夕方から2キロほどの街並みをずーっと歩いた)昼にはない大人の魅力がありますね。クタやレギャンとは少し違ってます。(飲み歩きに向いてる?)
初日の夕食はロータス・ポンド。実はチャンディダサにロータス・シービューって店があって(とっても美味しい)ここはグループ店。シービューで系列で使える割引券をもらって「それじゃあ」ってことでサヌールでも行ってみたのです。
(正直に書くけど)ホントに系列店なの?って感じ、味が全然違う。シービューはお奨めしますがポンドはまったくダメ。メキシカンな格好のバンドが出てたので心ひかれて店に入ったんだけど、そのバンドもイマイチでした。(まあタマにはこーいうこともあるよね)
ハイアットから少し南に行った所にあるカフェ・ジュプンは(料理食べてないのでわからないけど)オージーもいっぱい食事してたし(たぶん)OKなお店だと思います。ここでは「アラックのマンゴージュース割り」がとても美味しかったのでお奨めしてるわけです。
今回の旅行はチャンディダサのあるカフェで他のゲストが(美味しそーに)飲んでたカクテルを(ウエイターに何?って聞いた)知ってから、アラック割りにハマってしまったのでした。 一番ポピュラー?なのはアラックのスプライト割り(アラック アンド スプライトでオーダーできる)まあ店によって変わったモノ?で割ってるんだけど、ここカフェ・ジュプンではマンゴージュースで割ってるのがあったってわけ。

まあ皆さんも一度お試しあれ(もう知ってる?)アラックはヤシの樹液で作るインドネシアのお酒。キツい酒なのでアルコールに弱い方は注意。スプライトやマンゴーで割れば口当たりよく飲めます。3杯も飲めば気持ちよく寝られますよ。
15日土曜の夜にはウブドゥにケチャを見に行きました。トレナ・ジェンガラというグループで、ずーっと見たいなと思ってたケチャを今回やっと見ることができました。(今まで「今日は祭りで中止」とかあったしね)
うーん、やはり屋外のケチャはイイですね。(ウブドゥの会場は道路のすぐ横なのでバイクの音がうるさかったけど)雰囲気が違いますね。星空の下で松明の火の中でのケチャ。(うーんアートセンターのケチャを思い出しました)


12月16日から3泊 ザ・ヴィラス The Villas

最後のホテルはスミニャックに戻ってきてヴィラス。
通されたのはオーナーが持ってる(友人などが来た時に利用しているらしい)という2ベッドルーム。唯一このヴィラだけがキッチンとダイニングが部屋になってて冷房が効く。
他のホテルは稼働率50%割ってたと思う(たぶん30%くらい?)けれど、ヴィラスは人気あるんですね。(こんな状況だけど)70%以上だとスタッフの方が言ってました。
これまでのホテルでは(ワカ系以外)何かしら特別?なサービスがあったので(悪ノリして)サービスを期待してるって言ったら(ここは2回目の滞在だしね)しばらく待たされてこの部屋に通してくれました。ラッキー
最近ではヴィラスのような(大きなプールとキッチンのついた)ヴィラ・ホテルが増えているようです。部屋数の少ない隠れ家的ホテルね。ヴィラスは部屋数が増えすぎてダメって言う声もあるけど個性があって良いホテルだと思います。(うまく言えないな)
うちの奥さんや友人達にバリ雑貨を頼まれていたので滞在最後にスミニャックで買い物をと思いヴィラスに決めたわけですが...(立地もイイしね)
まあイイや、別にヴィラスに何かもらってるわけでもないしね。バリのリピーターで買い物や食事は街に出て自由にできる方にお奨めするホテルです。
部屋のあちこちに置かれているアンティークな人形達もお気に入りの一つです。


あっという間のバリでした。2週間以上だから満喫できるかな?と思ってましたがやはり物足りない?ハハハ...
始めの構想ではムンジャガン~ロビナ~アメッドと(宿泊を2日ずつくらいにして)バリ島を一周しよう?と考えていたのですが、危ない所もあるって話を聞いて今回は断念したわけです。いつか一周してみたいですね。
正直に言ってホントに写真を撮ってない。特にワカ・ガンガ以降ね。もともと不精者?だし思い出は写真よりも自分の目に焼き付けてって思ってるから...でも今回はホントに写真の枚数が少なかったです。
「どうしてバリ島なの?」って友人によく言われるけど「何回か行けばわかるよ」って(面倒だから)答えてますが、まあ自分でもよく判らないな?どうしてバリ島なの?
10回行けば少しは見えてくるかな?って思ってたけど未だに新しい発見がありバリを楽しんでます。やはり住んでみないと判らないんでしょうね。

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