Island Yossy バリ島旅行情報 バリ島旅行記

バリ島 旅行記 2010年8月-9月 ＜ページ15＞

9月23日（木） ボニート･パーティ

毎週木曜日はボニート･パーティ。ボニート bonito ＝ カツオ 鰹のこと。
市場でカツオを買ってきて焼いて食べる。イカン･バカールですね。ただの夕食会なのですが．．．
バリニーズの友人の一人だけど、毎週木曜日が仕事のお休み。木曜以外は夕方から深夜までレストランで働いているので毎週木曜日にやっている。
サヌールのハイアットとステッフ･チリ （ イタリアン･レストラン ） の間くらいに、小さいけれどパサール＝市場がある。パサールというほどのものではない。この近くにはホテルやお店が少ないからだろう、漁師さん達の船が集まっていて （ ビーチに停泊されていて ） 2店ほどある魚屋さんのようなお店で獲ってきた魚を売っている。まあそこでカツオを買うわけです。

毎週木曜の夕方5時くらいに、この魚屋さんに行ってカツオを買う。
天気が悪かったり波が高いと漁師達は漁に出られないのでカツオも無い。魚が買えなければパーティも開けられないのだけれど、それでも誰かが我慢できない （ どうしても魚が食べたい ） となればハルディスに行って買い求める。
バリ島の魚市場といえばジンバランかな？まあ、とにかくスーパーマーケットに行けば何かの魚は売っている。まあサヌールのローカルの魚屋だと、今獲ってきたばかりの新鮮な魚が手に入るから。

長々と書いているけれど．．．実は写真を撮っていないのです。
はい、これがサヌールの魚屋さん。これが今日買ったカツオ。パーティーの様子。なんて写真を撮っていれば話も早かったのにね。
今使っているデジカメが旧型なもので夜の撮影が苦手、というのも理由の一つだけど。
上の写真はカツオじゃないけれど （ また話が長くなるなー ） この日はカツオがなかったんだけど写真の魚を売っていた。お店のおかみさんも 「 これも美味しいよ 」 何て勧めてくるんだけど 「 何て名前の魚？ 」 と尋ねると 「 名前は知らない 」 なんて無責任なことを言う。じゃあ誰かに聞いてみるか、写真を撮って見せればいいね、ってことでたまたま写真を撮っていた。
名前もわかったんだけど長々としたインドネシア語の名前だったので書きとめていない。やれやれ。見かけは少し鰆っぽいかな？白身でなかなか美味しかったです。

カツオのお値段ですが、だいたい1kgで1万ルピアくらい。小ぶりのカツオで （ 日本でよく見かける大型のものは見たことがない ） 20～25cmくらい。日本ではこれくらいのサイズは流通しないんじゃないかなというくらいの大きさだと思います。2～3匹で1kgくらい。これはサヌールのローカルの魚屋さんで買う値段。ハルディスでも、それほど高くはなく1kg 1万5000～2万ルピアくらい。
一人一匹を食べるので、4人で2kg、6人で3kg買えば十分ですね。

さて、どこで焼いて食べるのか？ですが．．．
ローカルのワルンにカツオを持ち込んで焼いてもらって食べるのです。

これも夜の写真は撮っていないので昼間のもの。ペニーダビュー･ホテルの南隣にあるローカル ワルン。来るたびにテーブル数が増えている。ビーチにも （ 少し雑ではあるけど ） ナチュラル？なテーブルがあり、景観もいいし安いし、機会があれば寄ってみてくださいな。
ガイドブックに載っているようなレストランやカフェなどではダメでしょうが、ローカルのワルンやカフェではお願いすれば大抵は持ち込みOKですね。もちろん、その店のメニューにある食材などを持ち込むのはルール違反。そんなことを許していればスーパーでビールを買ってきて飲むとかね、何でもアリになってしまうから。カツオはメニューにもないので、ご飯や野菜やドリンクはこのワルンにオーダーして、代わりに？カツオを焼いてもらうってわけですね。調理代を取られても文句は言えないだろうけど、このワルンは親切と言うかタダでした。

ボニート･パーティと聞いて、たたきにしてポン酢とマヨネーズで食べるか．．．なんて考えていましたが、郷に入れば郷に従え、サンバルで食べるのが美味しいですね。
まあ生っていうのも避けた方が無難だろうし、カツオを開いて椰子の実の殻を炭代わりで焼いてもらってサンバルでいただきます。今回初めて知ったのがサンバル･マタなるもの。生サンバルってことだそうですが、油の中に生のままの香辛料や玉ねぎなどを刻んで加えるだけ、火を使わない生のサンバルってことのようです。
カンクン ( 空芯菜 ) の炒め物とナシ･プティ （ 白いご飯 ） それとビンタン･ビールをオーダーして、カツオと大量のサンバル･マタでいただきます。激辛だけど病み付きになる美味しさです。

シーフードって高いイメージがあったけど （ ジンバランのイカンバカールじゃなくてもローカルのワルンでもちょっと高いんだよね ） この食材持込ならお安く美味しいシーフードが食べられますね。機会があればお試しください。